既存の治療で効果不十分な中等症以上のアトピー性皮膚炎の治療に大きな効果をあげているのが、デュピクセント®やイブグリース®といった注射薬です、当クリニックでも使用される患者さんが少しづつ増えています。効果が非常に高い反面、医療費が高額である点がネックでしたが、2024年11月1日から薬価が下がり、以前より少し使いやすくなりました。薬価改定後の自己負担額は以下の通りです。
デュピクセント® | イブグリース® | |
一般名 | デュピクセント | レブリキズマブ |
規格単位 | 皮下注 300mg ペン | 皮下注 250mg オ-トインジェクター |
現行薬価 | 61,714円 | 61,520円 |
改定薬価 | 53,659円 | 50,782円 |
自己負担額(3割負担) | 16,098円 | 15,235円 |
自己負担額(2割負担) | 10,732円 | 10,156円 |
自己負担額(1割負担) | 5,366円 | 50,78円 |
デュピクセント®は初回に2本、以後は2週間ごとに1本注射します。デュピクセントは自己注射と長期処方が可能です。同じ月に初回と2回目の注射を行い、3か月分の処方(6本)を受けると、年齢や年収によって異なりますが、高額療養費制度により自己負担額が軽減されます。
イブグリース®は今年5月に発売されたばかりのため、まだ長期処方と自宅注射ができません。初回に2本、2週間後に2本注射し、以後は2週間、または4週間に1本注射します。
東京都では自治体により違いはありますが、高校生までは補助金がでます。成人の自己負担額は年齢、年収、勤務先の付加給付制度、医療費補助制度などにより異なりますので、勤務先、自治体などにお問い合わせください。また、以下のサイトでも詳しく知ることができます。
デュピクセント®の薬剤費と医療費補助制度については以下のサイトで詳しく調べることができます。
デュピクセントの薬剤費と医療費助成制度について
サノフィ株式会社の「デュピクセント」をお使いの患者さま向けのページです。デュピクセントの薬剤費と医療費助成制度をご紹介しています。
イブグリース®の薬剤費と医療費補助制度については以下のサイトで詳しく調べることができます。
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