熱傷(やけど)

当院で対処できるやけど(熱傷)

  • 当院で対処可能なやけど(熱傷)は、熱いものに触ったり、熱い飲み物をこぼしたりしてできた、比較的小さなやけどが対象です。大きさの目安としては、手の平2枚分程度です。
  • 寒い時期に湯たんぽ、使い捨てカイロ、電気毛布などを使用してできた低温やけども治療対象です。
  • 広範囲の熱傷はそこから水分が失われ、感染のリスクが高くなるので、連携医療機関にご紹介します。

やけどをしてしまったら?

  • まず十分に冷やすことが重要です。速やかに流水(水道水)で冷やし、氷入りの水などで冷やしながら受診して下さい。
  • 服の上からやけどをした場合は、服を脱がずに、服の上から水をかけて冷やして下さい。
  • 水ぶくれができた場合は、つぶさずに受診して下さい。

当院での治療

  • やけどの重症度は、面積と深さで決まります。重症度により、治るまでの時間、痕が残ってしまうかどうかが決まります。ただし、やけどした直後は深さがよくわからないことがあります。
  • 受傷直後の炎症が強く、痛みが強い時は、一日ステロイドの外用で様子をみます。浅いやけどはこれだけでよくなることがあります。
  • やや深いやけどは、抗菌作用のある外用薬や傷の治癒を促す特殊なしシートを用いて治療します。
  • 深いやけどの場合は、ダメージを受けた組織を外科的に取り除きながら、皮膚潰瘍に準じた治療を行います。