胼胝(たこ)・鶏眼(うおのめ)

胼胝べんち(たこ)・鶏眼けいがん(うおのめ)とは?

  • 胼胝はいわゆる「たこ」、鶏眼は「魚の目」のことです。
  • 胼胝も鶏眼も、皮膚の一部が繰り返し圧迫刺激を受けて角層が厚くなった病気です。

典型的な皮疹・症状

  • 胼胝は、刺激を受けた皮膚の周りが厚く硬くなって盛り上がり、少し黄色味を帯びています。足の裏にできることが多いですが、足の裏以外にも生活習慣や職業により、体のあちこちにできます。ペンだこや座りだこがその一例です。
  • 鶏眼は、通常足の裏や趾(ゆび)などにでき、厚くなった角質が直径5~7mm程の芯のようになって、楔状に食い込んだもので、歩行や圧迫により激しい痛みを伴うのが特徴です。
  • 胼胝・鶏眼だと思っていたら実は尋常性疣贅(イボ)のこともあります。

当院での治療

  • 胼胝については、必要に応じて硬くなった角質をカミソリで削って薄くします。
  • 鶏眼については、中心部の“眼”の部分をハサミなど切り取ります。疼痛軽減や再発予防のために、ドーナツ型パッドなど使っていただくこともあります。
  • 硬くなったところをやわらかくするために、サリチル酸ワセリン軟膏の外用やスピール膏を貼っていただくこともあります。