蕁麻疹

蕁麻疹とは？

• 皮膚に境界のはっきりした、虫さされのような赤く膨らんだ皮疹が突然体のあちこちに現れるかゆみを伴う病気です。
• 食べ物や薬、感染、温度変化、機械的な刺激が原因になることがありますが、約7割以上の蕁麻疹は原因不明の「特発性蕁麻疹」です。
• 痒み、皮疹の発症には、ヒスタミンという物質が大きく関わっています。

典型的な皮疹・症状

• 蚊に刺されたような強い痒みを伴う、赤みと膨らみ（膨疹）が、出たり消えたりするのが特徴です。
• 膨疹の大きさ、形はさまざまです。
• 通常は24時間以内、多くは数時間以内に消えるのが特徴です。24時間以上経っても蕁麻疹が消えない場合は「蕁麻疹様紅斑」と呼ばれ、別の病気として区別されます。

当院での治療

• 抗ヒスタミン薬の内服が治療の基本になります。
• 難治性の場合はステロイド薬、免疫抑制薬などを併用することがあります。
• 可能な限り原因の解明に努め、生活指導を行います。
• 少し高額になりますが、オマリズマブ（ゾレア^®）、デュピルマブ（デュピクセント^®）の皮下注射薬も高い効果があります。