色素性母斑とは?
- いわゆる「ホクロ」のことで、皮膚の色素細胞になりそこねた「母斑細胞」が増加してできる良性腫瘍です。
- 悪性のホクロである悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別が問題になることがあります。
典型的な皮疹
- からだのあらゆるところにでき、大小さまざまで、平坦なものから盛り上がったものまであります。黒いとは限らず、肌色、褐色のものもあります。
- 時には毛が生えたり表面がでこぼこしていることもあります。
- 後天性のものがほとんどですが、生まれつきのものもあります。
当院での治療
- ダーモスコープという拡大鏡で観察し、良性か悪性かを診断します。
- ご希望があれば、局所麻酔下に切除し病理検査をします。
- 確実に良性と診断できる小さなホクロは、保険適応外となりますが、高周波メス(サージトロン®)で数分で、傷痕もほとんど目立たずに焼き切ることもできます。
- 悪性が否定できない場合は、連携医療機関にご紹介します。