開院2周年のご挨拶と開院2年間の診療実績


2024/5/1~2025/4/302025/5/1~2026/4/30累計
初診患者数3,710名4,352名8,062名
再診患者数5,503名8,231名13,734名
総患者数9,213名12,583名21,796名
日帰り手術・皮膚生検62名73名135名
パッチテスト・
プリックテスト
20名46名66名
サージトロン®による
シミ・イボ治療
67名42名109名
舌下免疫療法による
アレルギー治療
8名16名24名
生物学的製剤による
蕁麻疹治療
18名26名44名
生物学的製剤による
アトピー性皮膚炎治療
12名37名49名
JAK阻害薬による
アトピー性皮膚炎治療
3名1名4名
ゾレア®による重症
アレルギー性鼻炎治療
12名45名57名
生物学的製剤による
乾癬治療
1名5名6名

当院は2025年5月の開院以来、近隣でお勤めの皆さまや地域の皆さまに支えられ、おかげさまで2周年を迎えることができました。この2年間で多くの患者さまにご来院いただき、日々の診療を通じて多くの学びと経験を積ませていただきましたこと、心より御礼申し上げます。

当院では「専門性の高い医療を、より身近に」という考えのもと、大学病院で部長職を務めた経験を生かし、大学病院レベルの質の高い診療を地域で受けていただけるよう努めてまいりました。今後も常に最新の知見を取り入れながら、わかりやすい説明と丁寧な診療を心がけ、診療の質の維持・向上に努めてまいります。。

日帰り手術について

粉瘤やほくろなどに対する日帰り手術も随時行っております。手術時間はおおよそ30分~1時間程度です。お仕事や日常生活への影響を最小限に抑えながら治療を受けていただくことが可能です。

また、病状に応じて、より侵襲が少なく、5~10分程度で終了する高周波ラジオ波ナイフ(サージトロン®)を用いた治療をご提案しております。傷あとやダウンタイムにも配慮しながら、適切な治療方法をご案内いたします。

なお、初診当日の手術は行っておりませんので、あらかじめご了承ください。

生物学的製剤による治療について

当院は日本皮膚科学会より「乾癬分子標的薬使用承認施設」に認定されています。専門的な知識と経験に基づき、適切な適応判断のもとで治療を行っております。

また、尋常性乾癬以外にも、以下の疾患に対して生物学的製剤(バイオ医薬品)による治療を実施しております。
・難治性慢性蕁麻疹
・重症アトピー性皮膚炎
・重症アレルギー性鼻炎

これらの治療は、従来の外用療法や内服療法で十分な効果が得られなかった方にとって、有力な選択肢となります。

保険適用であっても費用のかかる治療ではありますが、見た目の不安や強いかゆみ、頻回な外用から解放されることで、生活の質(QOL)は大きく改善されます。日常生活や社会生活への影響でお悩みの方にとって、大きなメリットが期待できます。

乾癬についてはバイオシミラー*も使用可能であり、また、蕁麻疹やアレルギー性鼻炎で用いられるオマリズマブ(ゾレア®)のバイオシミラーも今後発売される予定です。これにより、費用面での負担軽減も期待されます。

治療適応や費用面も含め、個々の患者さまに応じて丁寧にご説明いたしますので、ご関心のある方はぜひご相談ください。

*バイオシミラー:特許が切れた先発のバイオ医薬品と同等・同質の品質、安全性、有効性を持つ、より安価な医薬品。

パッチテスト・プリックテストについて

化粧品や薬によるアレルギーの検査には、パッチテストが有効です。また、日本人に多いアレルギー原因をスクリーニングできるパッチテストパネル®を利用することで、予想もしなかった原因が判明することもあります。原因がはっきりしない湿疹や皮膚トラブルが続いている場合、原因特定の一助となります。

ただし、夏季は発汗により試薬が流れてしまう可能性があるため、7月~9月はパッチテストの実施を一時休止いたします。検査精度を保つための対応となりますので、ご了承ください。

なお、食物アレルギーについては、血液検査よりも原因と考えられる食物を直接用いるプリックテストの方が、より正確に判定できる場合があります。

症状や経過に応じて適切な検査方法をご提案いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。

舌下免疫療法について

スギ花粉症やダニアレルギーに対する舌下免疫療法は、アレルギー体質そのものの改善を目的とした治療法です。症状を一時的に抑えるのではなく、長期的な体質改善を目指す点が特徴です。スギやダニ以外のアレルギー症状も改善される可能性があることがわかってきており、近年注目されている治療法の一つです。

3~5年かかる根気のいる治療ではありますが、継続することで症状の軽減や内服薬の減量が期待でき、当院でも開始される方が増えています。

スギ花粉症用舌下錠(シダキュア®)は、スギ花粉症のシーズンが終了する5月以降に開始します。一方、ダニアレルギー用の舌下錠(ミティキュア®)は、年間を通じて開始可能です。

治療の適応や開始時期、副作用などについても丁寧にご説明いたしますので、ご興味のある方はご相談ください。